2008年01月12日

龍の問いかけ3

☆この話の一覧はシリーズになってますのでタグ「龍の問いかけ」をクリックして最初からご覧ください。☆

その木。
その木は、葉を落としたデイゴの木に似た、幹の太い落葉樹でした。
でも土漠の木ですから、きっと違うものでしょう。

大して高い木ではありませんが、太い幹と、私でも手を伸ばせば届くところにあるしっかりした枝を持っていました。

私はこの木の名前を知りません。
だけれども肉体を持たない私にはこの木の深い悲しみとかすかな怒りをストレートに受け止めていました。

木は、人間たちが勝手に作ったのための、処刑場のシンボルにされた事を嘆いていました。

私はちょっと驚きました。
に従って、シンボルとして選ばれたこの木を大事に扱ってきたのです。
ある意味、神聖なものとして扱ってきた木なのです。

私はうろたえて木に訊ねました。
それではどうしたらいい?
もしかしたら
何が望みなのか?
だったかもしれません。

 愛されたい。
 笑顔がみたい。
 子どもたちの笑い顔を。


断片的で弱いメッセージが伝わってきました。
そのメッセージを受け取った途端、肉体の無い私は
やりなおす!
と、強く叫んでいました。
(実際には、声は出てないし目も開けてない状態です。)

すると、場面がもどりました。

私は再び屈強な肉体をもった、戦闘の斧を手にしたインディアンの戦士でした。

つづく。

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この記事へのコメント
pyoさ~ん!!
もう~どうなるの~~ですか~??
気になります。
木ってバオバブの木かなぁ?
アフリカだけでなくてメキシコやアメリカの砂漠にも見られるみたいだけど。。
Posted by いみ at 2008年01月12日 10:29
人間って、ある意味自分中心なんですね。木という存在を聖域という言葉でかくして都合のいいことばかりやっていたんですね…。“魂”として言葉を交わしたときに「やりなおす!」…。なんか感動と興奮で次が早く知りたいです…。
Posted by 不養生な薬屋 at 2008年01月12日 14:40
いみさん:
 バオバブですかねぇ?
 何しろ私の頭の中での光景ですから、それでデイゴの木になっちゃったのかも。^^;

不養生な薬屋さん:
 そうですね。
 処刑場として使われた土地や植物、石などは
 どんなに祀ったとしても人間の勝手な解釈だーと思っていたのかも。
 「やりなおす!」は、思わずビデオまきもどし~な私の感覚でした。
Posted by pyo at 2008年01月12日 15:49