pyo's room

そんなある日の朝。
紫乃はいきなり鳳凰になって、クリロズの庭にいたアーシャスを拉致しました。

まるで鷹が獲物をつかむように、足でむんずと。
そのまま、宇宙まで飛んでいきます。

アズマがびっくりして龍になりあとをおっかけたのですが、「あほらし。」といって戻ってきました。

宇宙ではちょうど太陽のフレアが美しい美の世界を描き出していました。
彼に見せたかったようです。それにしても激しすぎないかい？？？

どうやら少しずつヒーリングを受けている様子のアーシャス側からは・・・
「なんだかそんなことすら、ものすご～～～～く　幸せみたいです♪ 」
との、勇者ひかりさんからのコメント。
で、私がこれ読んでる横で紫乃もまた幸せ。（魂通じて情報を共有してるもので。）

そして・・・ここで、現実世界と「上」の世界が実際にリンクすることになり、私たちもかなりびっくりすることが。

勇者ひかりさんの連絡により、skypeで彼女と私が直接会話したんです。
その会話の中で、アーシャスの秘密というのを知りました。

『アーシャスは、その時代の人間ではなかった。
　彼は違う星から派遣されたスパイだった。
　万が一の時には、姫巫女様を。。。
　姫巫女様を次の時が来るまで封印する役目を背負っていた。』
心軽やかに夢をみつける　シンム－ 虹の場所へとつづく旅　７　アーシャス　告白　より

大神官の役目。私がそのことを知ったのは、これが初めてでした。
（というか、大神官だった事もこの時点ではわからず、ただ側近だったとだけ聞いたんです。全体的な話はあとで紫乃から聞きました。）

ところが。
アーシャスが自分自身を追込んだこの深い秘密をきいても、紫乃は、私の前の椅子にこしかけて、自分の膝にひじをのせて、あごを手でささえるようなそんな姿勢で、にこにこ。
「へ？」というくらい、にこにこ。

知ってたのね？！紫乃！

そしてあとでこの物語をブログに書くにあたって紫乃に確認したところ「最期の時の封印は、最初から決められていたことだったから・・・。」と。
悩み損かね？アーシャス。・・・。（＾＾；


話をきいた私は、ふぅ～と息を吐いてちょっと間があきました。

勇者ひかりさんから紫乃の様子を問われて「笑ってるよー」と答えたところ、それをきいたアーシャスも安心したそうで。

あれ？目の前にいたはずの紫乃がいない。？？？
すると「こっちにきてますよー」と、勇者ひかりさん。

なんと、あちらの庭で恋人たちはしっかりと抱き合っていたそうです。



ここでハッピーエンドになれば・・・だったんですけどね、
つづくんです。。。この話し。


追記。------------
この時の、勇者ひかりさん側の話がUPされました。一緒に読むと面白いですよ。（＾＾）
心軽やかに夢をみつける　シンム－ 虹の場所へとつづく旅　９　アーシャス　目覚め

さらに書き忘れてたのを追記。
「黒い人」という状態で登場したアーシャス、この間に受けたヒーリングの効果で、なんと「白い人」になってました。　髪まで白くなってるのにびっくりー。