地すべり
雨続きでとうとう災害まで起きてしまった最近の沖縄。
首里も心配だけど、中城村の崩壊現場はそう遠くはない。
影響あるほど近くもないけど。
災害を受けられたみなさんに、お見舞い申し上げます。
仕事柄、地滑りやら土質調査やらの資料が社内にあったりするのでぱらぱらとめくりながら見ていました。
するとこんな記述を見つけました。
『本県においても、新第三系の島尻層群の分布地域に地滑りが発達し、特に、中南部中城湾沿岸と那覇市首里から南風原町付近に多く見られる。』
『中城湾を囲む急斜面では、島尻層群泥岩の崩れやすい性質のために、大雨や過去の地震時に地滑りを繰り返しているものと推定される。
中城湾沿岸に地滑りが多い理由は、数万年前に中城湾布巾にあった陸地が陥没したため、湾を取り巻く地域に急傾斜~崖が生じたのが原因であり、このような地滑りが何回となく繰り返されることによって、斜面が少しずつ後退しているものと推定されている。』
そういえば、
「中城湾は何万年も前は山だったんだよ」
と、教えてくださった方がいました。
その方によると、中城湾にあった山から流れ込んだ水が、比謝川のモトになったんだとか。
そしてその山が陥没して海に沈んだ影響が、
何万年たった今でも残っているんでしょうか?!
ところで資料にはさらにこんな事が書いてあります。
『島尻層群泥岩は乾湿風化により、非常に崩れやすい性質があり』
晴れてからも要注意!ってことですね。
それにしても、毎年台風の大雨時などに大騒ぎになる北部の黒色千枚岩層は今回は無事なのかしらん?それとも首里と中城の話題に押されて、目に付かないだけ?
さて過去ログをチェックしてみたらば。
昨年も書いていました「
北中城村の歩道崩壊」。
そしてやっぱり入ってました、
びんさんからのトラックバック。(苦笑)
そしてやっぱり今年もあった、
奄美のはまさんから梅雨明け宣言に近いシロアリ発生の話題。
瀬戸内町も災害おきてるようですねー。お気をつけてー。
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