2021年06月13日 07:13
『今日のテーマ、
「0か100か思考」
クリアの意味の1つに
0か100か思考というのがあります。
例えば、ボディメイクをしていると、
どうやって、ボディメイクをするのか聞かれることがあります。
聞かれたので話すわけですが、
時々、散々聞かれて話し終わったところで
「甘い物が食べられないなら無理だからやめておく」
「お酒がやめないとならないなら、無理だからやめておく」
「ジムで筋トレして腰を痛めたことがあるから、無理だからやめておく」
「パーソナルトレーニングはお金がかかるから、やめておく」
など、特に勧めたわけではないのに、
私には無理、やめておく・・・
という締めのお言葉をもらうことがあります。
こういう時、その人の思考は、
0か100思考になっているんですよね~。
面倒なので、それ以上言いませんが、
心の中ではいいたいことがいっぱい。
「甘い物は食べてもいいよ。適度に、正しい摂取方法をすれば」
「お酒は飲んでもいいよ。但しお酒の種類と量を変えて、食事でカロリーコントロールすれば」
「ジムで筋トレして腰を痛めないようにフォームを見直せばいいよ」
「パーソナルトレーニングじゃないくても良いし、ずっと通わなくても器具の使い方やフォームだけ習う方法もあるよ」
そう言いたいのですが、言いません。
なぜなら、0か100か思考の人と言うのは、
完璧(100)じゃないならやらない
という思考になることで、
断る理由、やらない理由を正当化したいだけだからです。
断る、やらない
と、最初から決めているのに、
説得しようとしても、不毛なだけだから。
自分のやらない選択を正当化するために、
どうやってボディメイクするのか聞きだして、
ほら、やっぱり、私には無理だという
言い訳をわざわざ言う事で、
自分の本音をカモフラージュしているからです。
また、このような方に、説得しようとして
言いたいことを言ってしまうと、
「ゲーム」が始まります。
「やっぱり自分はダメだ」を証明するため
「やっぱり自分は正しく、相手が悪い」を証明するため
の不毛なゲームです。
「自分も他人もOK」という感覚を持っていれば
自分にも他人にも否定的になることはなく
ゲームを仕掛けるような会話にはなりません。
しかし、「私のままでいい」「私も他者も信頼できる」
という実感が得られないまま生きていると、
ゆがんだ信念となって、心に住み続けて
チャンスがあればゲームを仕掛けてしまうのです。
SNSなどの書き込みでも、
たまに、見かけますので、
真剣に捉えてゲームに乗らないようにしましょう^^ 』
SAIKO先生の「色彩のラブレター」 vol.2984 より