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2009年05月21日

伽羅弧・弐-31 カケラ探し3

さて。
勇者ひかりさんが心臓に行く前に強いサポートをつけたよ、と連絡くれたので一応安心はしたんですが。
 右心軽やかに夢をみつける シンム- 『虹旅』 カケラ探し アーシャス 5

じゃぁ逆に邪魔はしたくないんだけど、
紫乃とアーシャスの「をなり神」の契約が邪魔をするかもしれない。

不死鳥である紫乃が死にかけてるアーシャスにエネルギーを送り続けたりしたら、死と再生はうまくいかないんじゃないか?

それが次の懸案事項になっちゃいました。
ああ厄介。

紫乃とアズマがこれについて話していたら、ひょいと現れたのが、紫乃の長女の零ちゃん。
「じゃぁ、お母様もその時に死と再生をやってしまえば?」

ぎょっとするアズマ。
それがいいかも、と喜んじゃう紫乃。

とんでもない話になってきた~~~。汗

紫乃と零ちゃんはそれがいい!と盛り上がっていたんですが・・・
実際に頭を抱えたのは、アズマでした。

なぜかと言うと、彼は「紫乃の命を護る存在」なんです。
つまり、紫乃が「死」を迎えるとなると、アズマ自身がそれをどう迎えるのか、彼自身よくわからない。

という事で、アズマ自身も紫乃の行動を抑えないように
自分自身を抑えなきゃいけない、というややこしい話しに。

アズマはこの対策として部下たちを呼んで、自分自身を抑えるための壁としました。

アズマの精鋭の部下、四つのエリアをそれぞれ統括している四将に彼を囲ませて、アズマ本体は伽羅弧の長城にある彼のいつもの居場所で瞑想へ。

もし、アズマ自身が何か不穏な動きをしたりエネルギーコントロールを失って大暴れするようなら彼自身を切り捨てて良い、という指示を四将に与えていました。

そして紫乃は外部と完全に遮断された特別な空間-特殊訓練場-で、不死鳥の死と再生を迎えることにしたのです。
このとき、アズマの分身が立ち会う事になっていました。


が…伽羅弧内にはこれに猛反対した方々もおりまして。

「天照大神、月読尊、朱雀尾尊の三神が同時に死と再生を迎えるなんて、とんでもない事!」
と、神官たちが騒ぎ出しちゃったんです。

でもこれは絶対命令。
誰も反対できない方法をとったらしく、神官たちは集まって祈りを捧げ始めた…と。


「オオゴトなっちゃった~」
と、言いだしっぺの零ちゃんはぺろりと舌を出してました。


で、このオオゴトはアーシャスが出かけてから発生したし、もともとアーシャスは伽羅弧の組織に入ってないので連絡網もなかったし。

私も勇者ひかりさんに特に伝えなかったので、
心臓への旅が終わるまでアーシャスも勇者ひかりさんもご存知なかったんです。


ところが、これを察知して自ら力を貸してくれた方がいました。
月花さんとこの、ヤイシャさんです。

つづく。



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Posted by 町田律子(pyo) at 20:00│Comments(2)伽羅弧
この記事へのコメント
こう言っちゃーなんですけど、
零ちゃんの気性は紫乃さんソックリですね(笑
アズマさんには申し訳ないですが、なんだか微笑ましい(*^^*)
Posted by あみ at 2009年05月21日 23:23
あみさん:
 そ、そう言われると…そうですね。
 私も同じ性格です。(^^;
Posted by pyo at 2009年05月22日 09:06
迷惑コメントが入り始めたので「承認後受け付ける」にしています。すぐには表示されませんがお待ち下さい。
 
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