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2013年08月06日

戦士エヴァの手記

浮遊城エスペラルーダでドラゴンライダーだったエヴァ。
彼女の手記をご紹介します。

これはエヴァの魂を前世の魂としてもつ方が、感じるままに彼女の言葉を書いたメモからの転載です。

戦士エヴァの手記



私は、意気がっていた。

ドラゴンライダーに専念出来て
やっと自分の実力が、認められたと思っていたが、
実際のところチームワークを乱してばかりいた。

自分の気持ちひとつで動くとチームの輪が、乱れていた。

でもどうしても訓練通りに動けなかった。
反発心なのかも対抗心なのかもしれない。

それでも私の手さばきひとつに文句を言わずに
龍は、動いてくれていた。


戦士エヴァの手記


でも、それでも急な飛行で、バランスを崩し
龍の背中から落ちていたことが、ある

それを仲間のライダーたちが、機転を利かして
地面にたたきつけられる前に拾ってくれていた。


「無茶をするな!」よく言われた。
でもそう言われれば言われるほど私は、無茶をした。

戦士エヴァの手記



そんなある日上官に呼び出されて最後通告をされた。

私の戦術は、見事だがチームの足を引っ張っている。
チームで動けないなら外れてもらうと。

私は、ただその上官を見つめるしかなかった。
言葉を飲み込んだ。


小さい時から武術が、好きで同期の男性を負かしてばかりいた。
龍にまたがれば、どうやって戦うかも瞬時に判断でき、またその作戦は、当たり
私は、幾度となく戦いに勝ってきていた。


念願のドラゴンライダーに配属された時も
自分の力を発揮できる場所だと思っていた。

でも周りとの協調性を重んじず自分勝手に動いていた自分に
チームの皆もはらはらしだし
迷惑をかけ、チーム全体の輪を乱す原因になっていた。

最後通告は、当たり前だった。


戦士エヴァの手記


しばらくは、大人しく言われた通りの行動をとっていた。
でもそれは、自分にとってすごく不自由に感じていた。

いつしか、練習も手抜きを覚えて
私は、休憩時間もチームとは、外れて
ひとり剣の稽古として別の部屋でけいこをしていた。


1人が、気楽だった。


龍もそんな私の気持ちを察してくれていたのか、
訓練の帰り道などお気に入りの場所へと飛んでくれていた。

そこは、そびえたち幾度の山は、そそり立ち
険しい場所の頂まで飛び出すと、まるで私を喜ばすかのように
その頂から、風を切り空を切り急降下で降りて行ってくれた。


全身に風を浴びると嫌な気持ちも沈んだ気持ちも
風と共に去ってすっきりしていた。

私の喜んだ姿を感じたかの様に
龍は、幾度となくそれをしてくれていた。


生れた時から龍とは、一緒にいた。

以心伝心で、言葉をかけなくてもお互いの心が、通じあえていた。
龍は、私にとって恋人であり友人であり全ての信頼を置ける相手だった。

涙も愚痴も喜びも全て龍には、話をしたし聞いてもらっていた。
生れた時からずっとずっとそうしてきた。


戦士エヴァの手記



チームとしての役割が、わからず勝手な行動を取り続けていたある日
思念攻撃が、起こっていた。

それは、静かに音もなくやってきて
自分の心が、ネガに支配されてきていた。


わからなかった。

いつしかその攻撃を受けていた私は、
ネガの支配下に落ちて仲間を攻撃始めていた。


気がつけば、周りは戦の始まりで
私と同じように仲間に攻撃する者たちもいた。

龍は、なにも言わず私の思う通りに動いていた。忠実に
そんな私もその戦いで、命を落とした。


命を落ちしても私は、冷めることなく最後の最後まで、思い続けていた。

自分が、一番つよい!
他の誰よりも強いんだ!

と声も出ないのに
出ない声を振り絞るかの様に叫び続けて絶命した。


命尽きる時 龍も私の側で、息を引き取っていた。

何も言わず、文句ひとつ言わず
ただ悲しい瞳で、私をいとおしむかのような目でみつめた後
目を閉じていった。

戦士エヴァの手記



どれぐらい時間が、たったのか
清らかな歌声が、あたりを覆い始めていた。

その声の音量が、大きくなるにつれて私は、全てを悟っていた。


チームの信頼もうけていたのに、
たくさん守ってもらっていたのに、わからなかった。


相手を信じずに自分だけを信じていた。
浅はかさすぎていた。


姫巫女様の歌声で、全てを悟り
私は、自分が、した事に愕然とした。


気がつくと側に龍が、寄り添ってくれていた。


自分のした事も全ての事に納得した私は、
光となり浄化され次に生まれるべく
天に龍と共に昇って行った。


どうして、今またこの出来事を思い出したのか?
判んないけどここに書き留めておく。



戦士エヴァの手記



私は、一度結界が、薄くなった所でクリスタル城を見た事がある。

その城は、外の光を受けて反射するのではなく、
その城自体から光り輝いていた。


私は、龍の背からそのクリスタル城を見た時に心を奪われた。
それぐらいとても神秘的な城だった。

でも見たのは、片手で数えるぐらいしか見てなく、
見えた時に自分の内面が高揚してきて
憧れを感じていた。

クリスタル城は、とても威厳があり
内面から放つ光は、穏やかだった。

手を伸ばせば届きそうな感じだったけど、届かなかった。



やし やし やし



シェアのご快諾、ありがとうございました。ハート
この方はこの時の執着のような想いから解放されたことを、
メールでいただきました。

関連記事:=> 前世の解放、自己の解放



また同じような時期に浮遊城エスペラルーダの前世を思い出した
ドラゴン隊の方がおられます。(この方↓はドラゴンのほうでした)

記事はこちら=> 浮遊城エスペラルーダの戦い



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この記事へのコメント
エバの魂をもっている方、解放されてよかったですね(^^)
おめでとうございます。
Posted by くこ at 2013年08月07日 19:00
◯くこさん
はい、物事の捉え方が変わると人生変わります。^^
気楽に生きていいんですよ~。
Posted by 町田律子(pyo)町田律子(pyo) at 2013年08月07日 22:32
迷惑コメントが入り始めたので「承認後受け付ける」にしています。すぐには表示されませんがお待ち下さい。
 
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