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2007年11月10日

ワンダーラー 2

1ドル硬貨

アメリカの1ドル硬貨。
ワンダーラー。
普通は1ドルは硬貨じゃなくてお札が出回っています。

という話ではなく、脱線しちゃった話のつづきです。

20ン年前のこと。
まだ「センター通り」だった中央パークアベニューにある某ショップで店員として働いていた私が出会ったのが、「ワンダーラーおばさん」。

米兵にしつこくつきまとって
「ワンダーラープリーズ」
といい続けるんです。

1ドルが250円くらいだった当時のこと。

米ドルをポケットに出かけてくる米兵たちは、2500円くらいの品物をわずか10ドルで買えるという身分だったわけで。
いまだと25ドル位は出さないと買えない。

彼らはこんな変なおばさんにしつこくつきまとわれたら、
追い払うのに1ドルくらいはほいっと出してました。

問題はそのあと。

このおばさん、いくらかドルがたまると、お店のレジにやってきて「両替してちょうだい」と頼んできたんです。

「可哀想だし、うちなーんちゅ同士。貧しいのは仕方ないしね。両替してあげましょう」
なんてホトケゴコロを出したりするととんでもないことに。

この方、店内に入ると店のお客さまである米兵たちにも「ワンダーラープリーズ」をやってのけちゃうし、一度両替するとしつこくなんども店にやってくる。

店としては「店内に一歩足を踏み入れたら、男性店員がすぐに追い出す」というシステムをとらざるを得ませんでした。

さて。
私としては単に若い頃の思い出話にしかすぎなかったこの話題、
コザ・ミュージックタウン情報発信ブログ♪:復活!100円おばさん!』を読んで、びっくり。

なんと、「100円おばさん」としてまだ健在?!びっくり!

でもね、もうすでに米兵たちにドルをたかっても儲けはないはず。(レートの問題、両替手数料の問題。)

基地から出てきて街で円表示の品物を買うのに、1ドル100円扱いでは米兵たちのサイフの紐も堅くなってるし。
というか、米兵たちも基地の中で円に両替してくる事が以前より多くなっているとききました。

そこで100円プリーズに変わっちゃったんでしょうか。
それともまさか・・・まさかと思うけど、これって別の人物?!
(ワンダーラーおばさんが何人も今だ健在となると、ちょっと怖いかも。汗


この「ワンダーラーおばさん」「100円おばさん」、
本にも登場する、知る人ぞ知る有名人だったりします。ヒミツ
コザに抱かれて眠りたい…zzz―沖縄チャーステイストーリー


ネットでも読もうと思えば読めるけど。
右コザに抱かれて眠りたい…zzz:おとうのドゥシグヮー(友達)




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Posted by 町田律子(pyo) at 06:00│Comments(2)どぅちむにー
この記事へのコメント
この話しとっても面白いですね
ワンダーラー1の映画観てコーラもお菓子も買えちゃうってのも凄いです
当時の360円って今だったらいくらの価値でしょうね
物価上がって価値下がってじゃぁやってられないの分かります

それにしても、このオバちゃん恐るべしです
Posted by ののの at 2007年11月10日 13:47
ののの隊長:
 ドルで給料貰ってたうちなーんちゅが、出張で日本にいって、夜は現地の街にでかけると。。。
 円に換算するとすごい金持ちになっちゃってて、ちやほやされた・・・
 なんて話もあるんですよー。
 
 私がワンダーラーおばさんに出会った頃。。。
 とても流行ってる街だった一番街では、乞食してる人もいました。
 それがまた変わってて・・・って、これはいつかネタにします。^^
Posted by pyo at 2007年11月10日 21:03
迷惑コメントが入り始めたので「承認後受け付ける」にしています。すぐには表示されませんがお待ち下さい。
 
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