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2009年06月01日

黒龍物語02-逆鱗

第2話 逆鱗(げきりん)
『「竜」は、元来人間に危害を与えることはないが、喉元の「逆鱗」に触れられることを非常に嫌うため、これに触られた場合には激高し、触れた者を即座に殺すとされた。』


仔龍の為信は、1歳くらいになっていました。
龍の子は成長が早いそうな。

エフェクトは抱っこして長城を散歩。
のべ~っと長城の上で寝ていてエネルギーをチャージしている、アズマのところへ行きます。
「アズマ~」
「ん~?」
頭をあげたアズマの喉元にあった逆鱗を、いきなりエフェクトがぐいと押しました。

「!!!」
アズマは飛び上がり、伽羅弧の上空でのたうちまわるように身体をひねってから、海にダイブ。

伽羅弧の海は、ヒーリングエネルギーの海です。
静かなその海の沖では、じゃっぱんじゃっぱんと激しく跳ね回る青龍の姿。

「エフェクト!!!覚えてろよーーーーーっ!!!」


その後。
やっと落ち着いたアズマは、人間の姿で泳いで岸に戻ってきました。

伽羅弧のオープンエリア。
地上のみなさんが、自由に出入りできるエリア1のこの海岸線には、ここが気に入ってほぼ常駐している「弦さん」という着物姿の男性がいます。

ビーチパラソルと椅子を持ち込んで寛いでいる弦さんが、アズマに声をかけました。
「おや珍しい。今日は本体ですな。」

疲れたように砂に座り込んでふかーいため息をついていたアズマは、分身を長城のいつものポジションに送って仕事を任せ、本体は弦さんのビーチパラソルの下で一緒に休む事にしたもよう。


実はこれ、エフェクトの軽い「仕返し」でした。

前日にアズマにたっぷり説教されていたのです。
「子どもを投げるんじゃない!!!」と。

エフェクト、まだ為信が卵のうちから時々「投げて」アズマに渡していました。
空中にす~っと飛んできて、いきなり
「アズマー、飛んでくるから預かってー」
と、ぽーんと子どもを投げるのです。それもかなりな高度から。

まぁ、エフェクトとしては「アズマは間違いなくキャッチするもん」だったのですが
アズマとしてはもちろん、冷や汗ものでした。

そこで子どもの扱い方について、一度まとめてたっぷり説教したのですが…
ま、叱り方ってありますもんね、いろいろ。 汗

アズマ、まとめるよりその都度注意した方がよかったんでない? ^^;

つづく。

「黒龍物語」目次はこちら  用語、キャラクター解説はこちら



どういうわけか。
ちょうどこの「逆鱗事件」が起きたその時間(朝6:45 ←私もあの叫びで起こされました)に、
なぜか月花さんもアズマの叫びをきいたそうです。
「寝ていたら、「チャトー!」って聞こえた」
って。なんでチャト?(笑)
つうか、あの叫び、聞こえたわけ?ヤイシャさんが聞いたのかしら~。(笑)





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つぶやき。(2013-02-21 14:21)


Posted by 町田律子(pyo) at 20:00│Comments(3)龍物語
この記事へのコメント
「逆鱗に触れる」って慣用句はそこから来たのね。

猫の尻尾を根元からつかむようなものね(笑)
ふむ、「地雷を踏む」とか(違)

猫はのど元を撫でられたら陶酔しちゃうのにね。
Posted by poponta at 2009年06月01日 23:45
お久しぶりです
お邪魔します<(_ _)>
『逆鱗』の由来…
聞いたことがあります。
それで友達の彼氏が辰年だったこともあり
彼氏が怒った事態に
『彼の逆鱗に触れてしまった』ってよく
友達は言ってましたよ~
Posted by 三角食堂 at 2009年06月02日 05:09
ぽんちゃん:
 逆鱗ときいて猫の尻尾かい!(爆笑)
 いやそれほどの反応するのは、多分おたくのPocoにゃんならではかと。(笑)

三角さん:
 おひさです~。いつも楽しい記事ありがとう。
 懐かしかったです、ハコネレストラン話題。
 うふふ、私も逆鱗もってます。^^
 自分で自分のコントロール覚えなきゃ…と焦るほど激しいんですよ~。
Posted by pyopyo at 2009年06月02日 09:40
迷惑コメントが入り始めたので「承認後受け付ける」にしています。すぐには表示されませんがお待ち下さい。
 
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