pyo's room

めでたく恋人たちはむすばれてハッピーエンドか？と思ったその夜。
なぜか紫乃はしくしくと泣きながら、うろたえるアーシャスと一緒に伽羅子にご帰還。

そのアーシャスをアズマが誘って、クリロズのバーに飲みにいった模様。
最初は静かに話しながら飲んでいた二人、いきなりアズマがアーシャスをぶん殴り！　そして無抵抗のアーシャスをひっぱって、クリロズのヒーリングブースへ。ハードなヒーリング用の機械にいれて、「ふん」とひとこと。

むむ？いったい何があったの？と聞くと
「白じゃねぇや。まだ灰色だ。『自分のせい』って思ってるうちは、ダメなんだよ。」
あっはぁ。

アーシャス、ため込んだネガは浄化されたものの、奥底にある自己否定はまだ残ってるんだ。
そこに紫乃が反応して泣きだしちゃったのねぇ。
で、紫乃の気持ちを察したアズマが、ついぶん殴っちゃった・・・と。＾＾；
紫乃もあらっぽいとこあるけど、アズマの方も・・・ん？私もか。。。たはは
（実は後日、勇者ひかりさんに「ｐｙｏさんってスパルタキングミカエルが使わした、リアルスパルタキングなんだ！！！ 」と言われました。きゃはは★）

そんなこんなな日々がちょっとだけ過ぎて。

ある日、紫乃は鳳凰になって、ジョゼ君を背中にのせてクリロズの上空を飛んでいました。
ジョゼ君は、さつきのひかりさんのブログ「のんびり、やさしく。」に登場する、トールさんの弟子。くったくなく明るい子で、アズマも紫乃もとても可愛がっています。

ジョゼ君を喜ばせようと飛び始めた紫乃、アーシャスの姿をみつけていったん下りて、彼も一緒に背中にのせてジョゼ君を支えてもらい、再び飛び始めました。
さらに速く、さらに高く。

純粋にきゃぁきゃぁ喜ぶ子どものエネルギーがアーシャスを包み、彼が癒されていくのがわかります。
ああ、子どものエネルギーってとってもいいなぁ。存在だけで癒しだぁ。
そう思うのはこういうときですね。＾＾

ジョゼ君をおろしたあと、二人はクリロズの林をゆっくりのんびりと散策。
ほとんど会話はなく、ただ、二人でいること、その時間がとてもうれしい。そんな感じでした。

いきなり立ち止まった紫乃。思い切ったようにアーシャスに言いました。
「アーシャス！わたしアーシャスのをなり神になる！」

をなり神って・・・説明いるんでないかい？と思ったんですが、どうやらアーシャスにはすぐ意味が通じた様子。あとできいたところアーシャスは陰陽師なんだそうで、もしかしたらこの方法は古来の日本にもあったのかもしれませんね。

紫乃がいう「をなり神」は、
『霊的に男性を護り、同時に必要な時は自分の命のエネルギーを削ってでもその男性に送り込み守る』
という自分の命をかけた女性による究極の方法。

・・・おめー、私の守護霊じゃなかったんかい？紫乃。←思わずツッコんだ私の心の声（爆）

アーシャスは深々と紫乃に頭を下げて
「ありがとう。そういうことは起こりませんよ」と。

あーーー！！否定しなかった！！しなかったね？！アーシャス！契約成立しちゃうぞーーーっ
と、思わず叫んじゃいましたよ、はい。

そう、紫乃とアーシャスの『をなり神』の契約、ここに成立！

つづく。